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ハワイのハリケーン【2026年】ララ・ローウェル・ノロの被害と旅行への影響、欠航と閉鎖

ホノルル港のビルの上にかかる虹
ホノルル港の虹写真: billsoPHOTO(CC BY-SA 2.0)

ハワイは2026年の8月から9月にかけて、4つの嵐に続けて見舞われました。被害が大きかったのはハワイ島の南東部とカウアイ島で、空港の閉鎖、便の欠航、州立公園や国立公園の閉鎖が起きています。いつ何が起きたか、飛行機への影響、10月5日時点で閉まっている場所、観光客数への影響、これから行く人が出発前に確かめることを、州と国立公園の発表、地元テレビ局の報道をもとに整理しました。

先に結論

2026年のハワイには、8月14〜16日のハリケーン・ララ、22〜24日の熱帯暴風雨モケ、9月7〜8日のハリケーン・ローウェル、9月下旬のノロと嵐が続きました。ララでは8月15日にヒロ空港とコナ空港が閉まり、ハワイアン航空とアラスカ航空で計143便が欠航しました。10月5日時点で、カウアイ島はワイルア川の一部を除いて州立公園の閉鎖が続き、ハワイ島とマウイ島の公園はほぼ再開しています。

2026年にハワイへ近づいた嵐(ララ・モケ・ローウェル・ノロ)

2026年の夏から秋にかけて、ハワイには4つの嵐が続けて近づきました。州の経済開発観光局(DBEDT)の8月の統計発表と、州立公園局・国立公園の告知に出ている日付と影響を、順にまとめます。

名前 時期 主な影響
ララ(ハリケーン) 8月14日(金)〜16日(日) ハワイ諸島の南を通り、州内の各地で洪水・土砂崩れ・停電。被害が大きかったのはハワイ島の南東部、特にカウ地区
モケ(熱帯暴風雨) 8月22日(土)〜24日(月) ハワイ島の一部と東マウイに大雨と強風。ララで傷んだハワイ島の被害が広がった
ローウェル(ハリケーン) 9月7日(月)〜8日(火) カウアイ島、ニイハウ島、オアフ島の一部で洪水・停電・強風の被害
ノロ 9月下旬 9月24日にハワイ島、25日にマウイ島とモロカイ島の州立公園が予防のため全部閉鎖。ハワイ火山国立公園も24日の夕方に大半を閉め、27日に再開

州の経済開発観光局の局長は、ララによる被害と経済の損失を30億〜50億ドル(約4,750億〜7,910億円)と見積もっています。ララは上陸せず南の海を通りましたが、大雨と強風で被害が出ました。

ノロの呼び方は発表によって違います。州立公園局の9月23日の告知と国立公園の9月24日の発表では熱帯暴風雨、州立公園局の10月5日の告知と国立公園の9月27日の発表ではハリケーンと書かれています。この記事では「ノロ」とだけ書きます。

飛行機と船への影響(空港の閉鎖と欠航)

ララが近づいた8月15日(土)、ハワイ州運輸局はヒロ空港を朝に、コナ空港を午後に閉めました。ハワイ島の南を通る嵐の危険を避けるためです。2つの空港は滑走路と建物の点検を終えて、16日(日)の朝に再開しました。

欠航は島と島を結ぶ便に集中しました。地元テレビ局ハワイ・ニュース・ナウによると、ハワイアン航空とアラスカ航空は嵐の3日間で島間便112便と、ハワイ発着の太平洋線31便を欠航しています。両社は16日の午後から便を戻し始め、17日(月)は通常の運航に戻すとしました。

項目 内容
閉まった空港 ヒロ空港(8月15日の朝)、コナ空港(8月15日の午後)。どちらも16日の朝に再開
ハワイアン航空・アラスカ航空 島間便112便、太平洋線31便が欠航。17日から通常の運航
変更・取り消しの特例 ハワイアン航空とアラスカ航空は、17日までの旅程を変更・取り消しできる扱いにした
サウスウエスト航空 14〜16日にヒロ、ホノルル、カフルイ、コナ、リフエの便で遅れ・欠航が出ると案内。予約の維持、振り替え、空席待ち、大きな遅れでの払い戻しから選べる
クルーズ船 州外から来た1隻が、14日のヒロと15日のコナへの寄港を取りやめ、ホノルルへの寄港を17日に遅らせた

州の発表では、アラスカ航空とハワイアン航空の欠航は120便以上、サウスウエスト航空は80便以上でした。今回確かめた発表には、日本とハワイを結ぶ便の欠航の数は出ていません。日本から行く人は、使う航空会社の運航情報を見ます。

航空会社は、空港へ行く前にネットで便の状況を確かめるよう呼びかけました。チェックインと保安検査が混むので、時間に余裕を持って空港へ向かいます。

島ごとの閉鎖と再開(10月5日時点)

州立公園局は、10月5日(月)の告知で各島の状況を次のようにまとめています。影響が一番長引いているのはカウアイ島です。

島 閉鎖・制限が続いている所 再開した所
カウアイ島 コケエ・ロード、島内のキャンプ場すべて、ワイメア渓谷やナパリコーストを含むほかの州立公園 ワイルア川州立公園の川と船着き場・登山口(9月21日から)。シダの洞窟へ個人のカヤックでは行けず、ウルウェヒ滝(シークレット・フォールズ)へも行けない
ハワイ島 アカカ滝の遊歩道の一部、ハプナ・ビーチのワイアレア区域、ラパカヒ州立歴史公園(どれも倒木)。ハプナ、キホロ、カロパのキャンプ場と宿泊小屋 ほかの州立公園。カロパとキホロは日帰りなら入れる
マウイ島・モロカイ島 ポリポリ・スプリング州立保養地(倒木) ほかの州立公園。ワイアナパナパは水道が戻り9月29日(火)に再開
オアフ島 カエナ岬州立公園の車の乗り入れ(道のぬかるみ)、ケアワウラ側の遊歩道 アイエア・ベイ州立保養地は10月5日から約2週間の工事中もトイレが使える(駐車場は限られる)

10月10日(土)は、ハワイ島コナのアイアンマンのため、ケカハ・カイ州立公園(マハイウラとクア・ベイ)、キホロ州立公園保護区、ラパカヒ州立歴史公園が閉まります。嵐とは別の理由ですが、同じ告知に出ています。

カウアイ島では、ローウェルが近づく前の9月3日(木)にも告知が出ました。ナパリコースト州立原生公園は9月4日(金)から少なくとも7日(月)まで閉鎖、ポリハレ州立公園は門を閉め、ハナカピアイの道だけ日帰りで歩けるという内容です。その後の嵐の被害で、島の州立公園は閉まったままです。

州立公園の告知は、ホテルや店、民間のツアーの営業には触れていません。カウアイ島に行く人は、予約先に直接、営業と送迎の有無を確かめます。

あわせて読みたい: ワイメア渓谷(カウアイ島) — カウアイ島のワイメア渓谷州立公園の料金(州外の人1人$5+駐車1台$10、コケエ州立公園と共通)、予約が要らない仕組み、展望台とカララウ展望台を含む回り方、リフエからの行き方、天候の注意と、2026年10月5日時点でハリケーン復旧のため閉鎖中という公式の告知をまとめました。

ハワイ火山国立公園の閉鎖と再開

ハワイ島のハワイ火山国立公園は、ララとノロで2回閉鎖がありました。9月27日(日)からはキラウエア山頂の大半とカフク地区が開いています。

ララのあと、南西側のカフク地区は倒木の片づけで閉まり、9月3日(木)にふだんの午前8時〜午後4時で再開しました。ロワー・パーム・トレイルの登り口から先の道は深くえぐれていて、四輪駆動車が勧められています。

ノロの前には、9月23日(水)から奥地の道とキャンプ場を閉め始め、24日(木)の午後5時に公園の大半を閉めました。カフク地区はふだんどおり午後4時に閉めています。キラウエア・ミリタリー・キャンプ、ボルケーノ・ハウス、ナマカニパイオのAフレームの小屋は、予約した宿泊客にだけ開いていました。

9月27日(日)の発表で、閉鎖が続くとされたのは次の4か所です。

カフク地区の遊歩道は、点検が終わったところから開きます。公園は、頭上の折れた枝、浮いた石、でこぼこの道に気をつけるよう呼びかけています。

あわせて読みたい: ハワイ火山国立公園 — ハワイ島のハワイ火山国立公園の入園料(車1台$30・7日間有効)、24時間開いている仕組み、キラウエア火山の噴火と火山ガスの状況を公園とUSGSの公式サイトで確かめる方法、ヒロから45分・コナから2〜2時間半の行き方、クレーター・リム・ドライブの回り方と注意をまとめました。

観光への影響(8月の訪問者は前年比5.6%減)

州の経済開発観光局によると、2026年8月にハワイを訪れた人は77万2,039人で、前年8月の81万7,504人より5.6%減りました。訪問者の支出の合計は15.9億ドル(約2,520億円)で9.7%減です。

局の発表は、ララとモケが「もともと伸び悩んでいた夏の観光」に重なったとしています。日本、オセアニア、韓国からの訪問者はどれも減りました。日本からは8万1,814人で、前年8月より9.7%少なくなっています。

項目 2026年8月 前年8月との比較
訪問者数(全体) 77万2,039人 5.6%減(前年は81万7,504人)
支出の合計 15.9億ドル 9.7%減
1人1日あたりの支出 $272(約4万3,040円) 7.4%増
平均の滞在日数 7.55日 前年は8.47日
日本からの訪問者 8万1,814人 9.7%減(前年は9万599人)

ローウェルの影響は、10月に出る9月分の統計で分かると局は説明しています。日本からの訪問者の推移は、別の記事で詳しくまとめました。

あわせて読みたい: 日本人観光客数の推移 — ハワイを訪れた日本人の数を、2019年から2026年8月まで州の統計でまとめました。月ごとの人数、8月の減少と嵐の関係、10〜12月の座席の減り方、1日の消費額と泊数、島ごとの人数、燃油サーチャージまで並べています。

これから行く人が出発前に確かめること

ハワイのハリケーンの季節は6〜11月で、10〜11月もまだ季節の中です。2026年のように嵐が続くと、公園の閉鎖は嵐が去ったあとも長引きます。出発前と滞在中は、次の3つを見ます。

  1. 天気は、米国気象局ホノルル(NWS Honolulu)の予報と注意報で見る
  2. 便は、航空会社の運航情報で見る。嵐が近づくと、変更や取り消しの特例が出ることがある
  3. 行き先は、州立公園局の告知ページと、ハワイ火山国立公園のサイトの案内で見る

あわせて読みたい: 天気と季節の全体像 — ハワイの天気は乾季(5〜10月)と雨季(11〜4月)の2つの季節に分かれます。ホノルルの平年値(最高26.9〜31.6℃)、貿易風と風上・風下で変わる雨、海水温(冬24℃・夏27℃目安)、紫外線、ハリケーン、冬の大波、服装と雨の日の過ごし方を公式データでまとめました。

よくある質問

Q 2026年にハワイへ近づいたハリケーンは何ですか?

8月14〜16日のララ、9月7〜8日のローウェル、9月下旬のノロです。8月22〜24日には熱帯暴風雨のモケも近づきました。ララはハワイ島の南東部、ローウェルはカウアイ島で被害が大きく出ています。

Q ハリケーンで飛行機は欠航しましたか?

ララでは8月15日(土)にヒロ空港とコナ空港が閉まり、16日(日)の朝に再開しました。ハワイアン航空とアラスカ航空は嵐の3日間で島間便112便と太平洋線31便を欠航し、17日(月)から通常の運航に戻しています。

Q カウアイ島のワイメア渓谷には今行けますか?

10月5日(月)の時点では行けません。州立公園局は、コケエ・ロードの閉鎖と、ワイルア川の一部を除くカウアイ島の州立公園の閉鎖を告知しています。再開は州立公園局の告知ページで確かめます。

Q ハワイ火山国立公園は開いていますか?

9月27日(日)にキラウエア山頂の大半とカフク地区が再開しました。この日の発表では、ヒリナ・パリ・ロードとマウナ・ロア・ロードの奥、キプカプアウル・トレイル、サルファー・バンクスの橋が閉鎖のままとされています。

Q ハリケーンの季節はいつまでですか?

ハワイのハリケーンの季節は6〜11月です。10月や11月に行く人は、出発の1週間前から米国気象局ホノルルの予報を見ておき、航空会社からの連絡が届くようにしておきます。

出典

このページの根拠にした公式・一次情報。2026年10月7日確認。

このページを引用・リンクするとき: ハワイのハリケーン【2026年】ララ・ローウェル・ノロの被害と旅行への影響、欠航と閉鎖 — ハワイ旅行ナビ, https://hawaii-tabi.com/news/hawaii-hurricane-2026/